thingstanのブログ

意外と知られていないこと。

ゼロリスクについて、一旦、最後に。

ゼロリスクについて、投稿し始めると、かなり、注意しなければ、いけない考え、行動というのが、改めて、気づきました。

一旦、今回の投稿で別の投稿へ切り替えたいと思います。

少し前に、マイナンバーカードにおける問題で、ゴールを次のどれかではないかという記事が散見されました。

マイナンバーカード自体に反対

・この問題の乗じて政府批判

マイナンバーカードへのリスク冗長

いずれにしても、次のことを一緒くたに話をしては意味がないです。

・利用者の都合での登録⇒そういう使い方をOKか否かを決めて周知。

・担当者のミス⇒ミスをしない方法、方策を検討⇒施行。

・運用上の問題⇒運用見直し及び場合によっては担当者、責任者、関係者入れ替えなど。

只、問題にしたいのは、ここでも議論で、ゼロリスクという考え方を持ち出す人。そうすれば、前述のゴールの目的は達成できますが、、、

結果として、利用者、担当者の手続きに煩雑性が増えたり、使い勝手が悪くなる可能性があります。やはり、このケースもゼロリスクを使わずに、内容を整理して、取り組んだり、議論すべきかと思います。

気を付けるべきは、ゼロリスクの悪用ですね。

ゼロリスクの悪用

ゼロリスクの悪用

次に、面白い現象ですが、あるリスクを排除するために、別のリスクを創出してしまうケースです。

例えば、原子力発電所の場所や、米軍基地の場所が代表的ですが、こういうケースは、候補地が他にない場合は、場所をどこにするか自体意味がないです。

有害物質を排除するために、排除対象の物質と同レベルの物質を利用するケースも同じですね。

セキュリティなんかも、この方法が正しいとは断定できませんが、セキュリティ強化ではなく、敢えて、強くせずに、落とし穴につくって、捕まえたり、状況によっては、それ以上に先に進むことができなくなるような反撃をすることも方法論として、検討してみるのもよいかと。

守りを強くするだけでなく、そうした方が、もう次からはセキュリティを破るリスクが大きくなり、辞めるかも。

などなど、ゼロリスクではないの方が、解決できるケースも多々あります。

ハマってしまうと、延々、エンドレスの道になる可能性もあります。

よい発想

いい発想



次に解決するために、現状の技術や知識では、不可能な場合、一旦、現時点でできることだけで手を打つのは、非常に真っ当な方策だと思います。

それ以降に、更に改善が必要な場合は、次のステップの技術開発、知識を得るための研究へと進めるのがよいかと思います。

ゼロリスクで進めてしまうと、完璧な技術、知識(解決策など)を得るまで、何もできないケースが考えられます。

まったくの無駄にならなければ、一旦、できるところまでしてみて、様子を見るのも手です。

いくつか解決することによって、懸念していたことや課題が、問題レベルからそうでないレベルになる可能性もあったりします。

問題解決

問題解決



次に、ゼロリスクを前提進めてしまったがために、効率やスピード、パフォーマンス、煩雑性などのバランスが崩れてしまうケースです。本末転倒の結果になりがちです。

よっぽどでない限り、大抵の場合、ゼロリスクで物事を考えずに、前述している通り、ステップを踏んで、解決を目指す。100%の解決でなくても、良いケースで落ち着くこともよくあります。